(前編)業務委託契約とは

金曜という曜日は雇用契約を結ばれているサラリーマンの方は最後のお仕事の方が多い一方で

サービス業に従事されている方は繁忙の週末を迎えられると思います。

業態により様々な想いが交錯する金曜日です。

さて、施術されるセラピストさんはどちらでしょうか？

その多くは業務委託契約（個人事業主）となります。

雇用との大きな違いは固定給ではないところです。

月給や時給である雇用契約ではなく、成果報酬と呼ばれる完全歩合制となります。

なので関係者の方々は「給与」とは呼ばず「報酬」と呼ぶのが一般的です。

ここからリアルな話をします。

セラピストさんの取り分となる歩合設定と金額は大きく次の2パターンです。

1、施術時間契約（60分/1時間あたり、あるいは1分・15分単位など）

　  ∟60分あたり2,000円前後

2、売上割合契約

　  ∟売上の50％前後

例えば一番多く存在するであろうサロンの価格帯で考えてみます。

【ボディケア60分4,000円】

施術者報酬は1でも2でも同じ2,000円になることが分かります。

これに指名料などが加わり報酬総額となります。

現在の市場ではこのレンジが一般的なスタートラインの報酬価格になっていると思います。これから新たにセラピストを目指す方は参考になさってください。

※業務委託契約は個人事業主となりますので、雇用契約の給与に付随する「交通費」「経費」「社会保険」「福利厚生」などへの加入や補償、補填がなされません。

2つの比較を見てお気づきの方もいらっしゃると思いますが、

1と2を比較した際に、より売上単価の高いサロンで2の契約形態の方が稼げると思いませんか？

はたして本当に稼げるのでしょうか？

確認してみたいと思います。　

​後編へ続く